お題・4
7.ほんとは、ずっと。



「うらやましい・・・。」


エルファは隣を歩いているライムを見てぼそりと呟いた。
彼女が何をうらやましがっているのかと、ライムはエルファの方を向く。



「何がうらやましいの?」

「ライムは身長高くてすらっとしてて、おまけに美人でいいなぁって。」


彼女の言うとおり、ライムは恵まれた容姿をしている。
エルファは自分もそうなりたいと思っていたのだ。
年頃の娘なら誰しも1度は願うだろうが、実際はエルファは今のままで充分すぎるほどに可愛らしい。



「ねー、どうやったらそんなにきれいになれる? 私も剣とか持った方がいいのかな。」

「・・・激しくやめてほしいわ。そんな事エルファがやったら、
 もれなく1人黙っちゃいない人出てくるから。」



身長ねぇ、と呟いてライムはエルファをてっぺんから足元まで眺めた。
彼女の背がもしも自分ぐらいあったら。
・・・それはそれであまり想像したくない。
人にはその人にふさわしい体型というものが存在するのだ。


「エルファは今のままが一番よ。リグを見下ろす位置から彼に話しかけたい?」

「・・・やだ。」



ライムとリグの身長差はおよそ2センチある。





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