5.嫌。
「なぁ~、、頼むよ。1度でいいからさ。」
「嫌よ。何で私がそんな事しなきゃなんないのよ。自分で出れば?」
休憩室で、ディアッカがなにやらにしきりに頼み込んでいる姿が見られた。
彼が必死に頼んでいるにもかかわらず、は顔色1つ変えずに邪険に彼を扱う。
もうそれは、よく見る光景だ。
では彼はいったい何を頼んでいたのか。
「だから、試しでいいから、これに応募してみてくれよ。
だったらこんなのちょろいもんだろ? アイドル発掘とかさ。」
「馬鹿言わないでくれる? 私軍人だから。」
ディアッカが手にしているのは水着姿の若い女の子が写っている雑誌。
そこには『新人アイドル募集!』との文字が。
事の真相を知ったアスラン達がディアッカに再生不可なほどのダメージを与えたのはそれからすぐのことである。
元に戻る