3階まで参りまーす。えっと、どこまで見たんだっけ。

 ガンプラ工場見学を今から始めようかと思っていたところだ。正直、1Fロビー部分だけで満足したな。

 うん。ビデオ紹介とか部署あったけど、このフロアは撮影禁止だったしね。




 工場見学では工場紹介ビデオを見たんですが、おお、ナレーションが三石琴乃さんじゃないか!
『今からブリーフィングを始めます!』だなんて、テンション駄々上がりです。
日常じゃまず使えないし聞けない台詞なので、これ聞いただけで幸せ。
スーツコスを長くしていた身なので、前から順におかけ下さいと言われると躊躇うことなく最前列に座ります。
おかげさまで、最前列のビデオの前、ど真ん中で社員さんのお話とビデオを観ることができました。
こういう時は積極的にいくべきなんだなあ。

 座学?では、バンダイの技術自慢コーナーということで、吹けばあっさり飛んでしまうくらいに小さな宇宙戦艦ヤマトの乗組員たちを見たりしました。
あの英雄たちも、2,3ミリの大きさになるとちっぽけなものに感じます。
でも、こんなにも小さいのにこれは誰、あれは誰だと区別がつくからレーザー技術ってすごいよね。
古代さんは胡麻レベルの小ささになってもかっこいい。
個性がない半田真一くんは、2,3ミリの大きさになっても報われないと知りました。


※半田くん・・・どこもかしこもぱっとしない少年。何をやっても中途半端。器用貧乏。不可はないけど可もない。
         アニメやマンガに出てくる少年Cとかモブ学生とかに名前がつけられた感じ。





 話には聞いてたしテレビでもちょろっと見てたりしてたけど、ガンプラ工場の人ってほんとに制服着てるんだね。

 あれは地球連邦軍の制服を模した作業服で、社内の役職に応じて腕の星の数が増えたりラインが増えたり、黒服に変わったりするらしい。
 一番偉い人は所長らしいが、赤い作業服を着ているのは彼だけらしい。


 鬼道くん、見学が終わった後にわざわざ社員さんに訊いてたもんね。

 ああ、気になったんだ。ちなみに俺たちを案内してくれた男女1名ずつの社員の方はいずれも星の数が少なかった。

 一般のお客さんにガンプラのことを説明するとこから始めて、自分もどんどん詳しくなっていくのかもね。

 勉強でもなんでもそうだが、人に話すと自分もその分野について詳しくなれるからな。

 さっすが、天才ゲームメーカーは言うことが違う!




 ガンプラとかエヴァとか作って、わかんないことがあるとコールセンターにお電話することも時たまあると思います。
その電話は、全部このホビーセンターにかかってきているそうです。
製造も設計も全部同じところで対処している・・・割には、社員さんたちの作業場は意外とコンパクトでした。











 と思いきや、これはガンダムアニメでよく見る扉・・・!

 ここから先は社員の方しか入れない機密室だ。カードを通すと横に開く。中央のジグザグに沿って開くのかと思いきや、それは見た目だけで実際は真っ直ぐ横に開いた。

 さすがにそこまではこだわらないよ。鬼道くん黙ってどこ見てるのかと思ったら、そんなこと考えてたの?

 確実に、もう二度と来られないんだ。細かなところまでチェックしておかないと後々後悔する羽目になるし、後悔はしたくない。

 ああ・・・、ここ、開所されてからたった4日間しか一般公開されてないらしいもんね・・・。









 プラモデルの作り方はざっとこんな感じです。
すごいスピードで完成するそうです。
難しいことはよくわかんないんですが、これ以上ないほどに高度な技術を駆使してプラモデルは作られてるそうです。












 ここはプラモデルが実際にトラックに載せられて出荷されるまでの工程を見ることができる。
 箱に詰められたプラモデルは、無人で縦横無尽に動く赤や緑の運搬車によってトラックまで運ばれる。


 運搬車には、『諸君ら、任務を遂行するまでは進路を妨げないでいただきたい!』って書いてあるシールが貼ってあるってビデオで言ってた!
 写真じゃ見えないけど・・・、赤いのぶれてるってことは、今日も運搬車くんがガンガンお仕事頑張ってるってことだね!


 ここは2階なんだが、こうやって枠にまで趣向を凝らしているあたりが心憎い演出だな。


 2階にはバンダイナムコホールディングス内の他の会社が製造・販売してる商品も展示されていました。
それから、実際にプラモデルをお店風に並べてみたショールームなど。
こんな形で並べてみてねというモデルらしく、たまに商談でも使われるとか。
ショールームの中は立ち入り禁止でした。
お店でよく見るプラモデル売り場とほとんど変わりません。
2階も見終わると、後は集合写真とアンケートを記入して解散です。
プラモデルとかプラモデルとかプラモデルとかいったお土産はないんですが、入所証の中身はいただけました。
以下、お土産各種。













 これ持ってるのって世界で30人くらいで、でもって鬼道くんとお揃いの持ってるって嬉しいな!

 俺も嬉しく思っている。



 ホビーセンターのパンフレット2種類も、たぶんここに見学に来なくちゃもらえない代物だと思います。
少なくとも私は、ここ以外では見たことないしもらったことない。



















 あっ、これって風の谷のナウシカの? ほんとにいろんなもの作ってるんだね。

 触手がうねうねしたホイミスライム最終形態のような、一見グロテスクな物体もあったな・・・。

 怖くて印象強すぎて、真っ先に闇落ちしたホイミスライム思い浮かべて写真撮れなかったしね。











 お、これは銀河鉄道999シリーズに出てくるやつだー! 私もメーテルさんみたいにミステリアスな美人になりたいな!

 この間までテレビで一挙に放送されていたな。録画したものの見る前に削除したが。

 キャプテンハーロックかっこいいよね!! あ、鬼道くんもかっこいいよ!




 このように、ホビーセンターには海賊船や戦艦、列車もたくさんありました。
どこを見ても損はしない、非常に目に優しい空間です。
きっとここなら、今じゃもうお店じゃ売ってないプラモデルに出逢える!
そんな気がします。








 今日の見学者さんと一緒に写った集合写真、センターのブログにアップされてたね。

 上手く写れていただろうか・・・。

 私は元々写真写りが破滅的に悪いから期待はしてなかったけど、予想通りのクオリティの低さだったよ。

 お見合いじゃあるまいし、人を写真で判別する人はいないから写真写りなど気にする必要はない。むしろ、上手く撮ることができない者の技術に問題があると言いたい。

 そ、そんなこと言ったらいろんな人が可哀想だよ・・・。鬼道くんってたまにドSになっちゃうよね・・・。













 また来たいね、鬼道くん。

 あと10年か20年ほどして、人生的に円熟期に入った時にまた来てみたいな。テンションがどうなっているのか非常に気になる。

 うーん、でも鬼道くん、その頃はお父さんの跡継いで社長とかになってて忙しいんじゃない?

 じゃあ、社長を横で支えるつ「私も自分のガンダム欲しいなー。そしたらきっと修也の苛めにも耐えられると思うんだ!」

 ・・・うちのエースストライカーを踏み潰すのはやめてくれ・・・。





 ガンプラ工場見学はこんな感じでした。
お父さんもおじいさんもおばさんもお兄ちゃんもオネエちゃんも、プラモデル好きが一堂に会した素敵な時間でした。
ちょうどこの時期は近くで静岡ホビーフェアという等身大ガンダムがお目見えしてるイベントもやっているので、工場見学とセットで合わせてお得な気分でした。
静岡バンザイ。ちびまるこバンザイ。私は杉山くんより大野くんの方が好きです。




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