元婚約者は恋人へ あとがき
あとがき








 パラレルとか書いておきながら、舞台は主に宇宙だったこの物語もなんとか終えることが出来ました。
今更作者のコメントが皆無だった事に気付き、あとがきという名の感想文でざっとまとめたいと思います。
ネタバレなので、全部作品を読んでから目を通す事をおすすめします。








 ヒロインについて。
話を書き始めて何話目かで、ヒロインの誕生日がニコルよりも遅いのに16歳にしてしまったという
致命的な設定ミスを犯した事に気付きました。
ヒロインの人物像は、一部例外もありますが、どこにでもいそうな普通のお嬢様です。
なにげにお気に入りは、方向感覚に疎いという設定でした。






 仲間達について。
実はよく知らなかったので、かなり忠実からかけ離れていると思います。
見た目はそっくりらしいヒロインの従兄のアスランは、誰よりも彼女の事を大切に思っていて、それはもう溺愛しまくりでした。
自称ヒロインの保護者だそうですが、彼女からは機械オタクと見られていました。

ディアッカは、ヒロインがあれだけ美少女だったにもかかわらず、その性格の良さからただの同僚ということでした。
彼とヒロインは終戦後、きっと最強の悪友となる事でしょう。

ニコルは出番はかなり控えめだったと思います。
本編での最大の見せ場では、女装させた彼にひたすら平謝り。性格も微妙に黒かったり白かったりしましたし。

婚約者様、イザーク。私でもきっと言い返して喧嘩になっていたであろう初登場のシーンは、これでいいのかと悩みました。
途中から激しくキャラの変貌があり、実際こんなに時間をかけなくても、かなり前からヒロインの事意識してたんじゃないかと思ったほどです。






 ここでちょっと最終話を。
ラストで現れた少女はあの子です。オーブの言葉の教本を送りつけてくるアスランはオーブに滞在しています。
休戦後の話はそんなに月日は経っていません。
ヒロインとイザークはもちろんちゃんと婚約者関係を継続させています。喧嘩は絶えなさそうですが。

最終回というものを今までまともに書いた事がなかったので、終わりをどこで締めくくるのかをこの作品中もっとも考えました。
その結果、このようにまったく先行きの見えないあやふやで、中途半端な終わりになってしまいました。
しかし、この物語はあくまで中間点なのです。
この話は約2年後に飛びます。簡単に言っちゃえば、種デスの時代にいくわけですが。
2年後2人はどうなっているのか。アスランはまだヒロインを溺愛しているのか、ディアッカは相変わらずイザークの怒りのとばっちりを受けているのか。
今度こそキラは姿を現すのか、ミネルバチームの出番はあるのか、すべては次で明らかになります。(たぶん)






 実はちゃっかりタイトルも決まっていたりします。
Cosmos Fightersというんです。 宇宙の戦士たちという女っ気も色気もないようなタイトルですが、次はコスファイと略できますんで。
ちなみに上のタイトルの部分から予告には飛べます。






最後に、今までコスカプを読んでいただきありがとうございました!!





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